![]() 毎月第1金曜日の午後4時30分から放送している『よもやま談義』。 有馬玩具博物館の西田館長との何気ないお話。 毎回かんたんなテーマでスタートし、あちらこちらに話がそれますが・・・。 今回はどんな時間になったのやら。 それでは、一部ではありますがご紹介しましょう。 ![]() |
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| 2007年12月7日放送分(前半) ≪ 前 半 ≫ ジャズ喫茶 2007年12月21日 ≪ 後 半 ≫ パイプ 2007年12月23日 |
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| 門垣:よもやま談義。いつものように有馬玩具博物館の西田館長とのお話です。今日はちょっと“ジャズ喫茶”をテーマにお話を伺えたらと思っているのですが、館長はジャズ喫茶には行かれましたか。 西田:よく行きましたよ。でも、あまりジャズのことは知らないですよ(笑)。昔、大阪に住んでいた若い時は、梅田とか心斎橋あたりにジャズ喫茶というのは結構あったんですよ。名前は忘れましたけど、天神橋のほうに、床にピーナッツの殻が全面に落ちてる・・・。皆、そこでピーナッツを食べて殻を捨てるんですよ(笑)。そこの親父が全くそれを掃除しないという方。だから、曲のかかってる時に店に入っていけない。入るとバリバリバリという音が(笑)。 門垣:(笑)。でも、ジャズ喫茶というのは、曲の名前とか知らなくても、行って浸るだけで何か落ちつけるような、受けとめてくれる何かがありましたよね。ところで、時々行ってらっしゃる場所がおありということで。 西田:ええ、三宮のトアロードに「木馬」というジャズ喫茶があるんですよ。 門垣:トアロードの坂を上って右ですか、左ですか。 ![]() 西田:えーと、坂を上って行って左側すぐかな。向かいはマキシムという帽子屋さん。 門垣:帽子屋さん、ありますね。 西田:そのちょっと手前にデリカテッセンがありますね。 門垣:デリカテッセン、おいしいハムとソーセージの。 西田:そうそうそう。行く時は毎日のように行きますし、行かないというと数ヶ月行かない、そんな感じですけどね。「木馬」はちょっとおもしろいお店で、みんなジャズを聴きに来るんじゃなくて、ジャズを聴きながらおしゃべりを楽しみに来るという。 ![]() 門垣:そうなんですか。 西田:おもしろいでしょう? 指揮者の佐渡裕さんとか、横っちょのカウンターで一緒に。 門垣:えっ、あの佐渡さんがですか。 西田:ええ、コーヒー飲んで聴いてたりしてますし。それから、民俗学者の方とか、カメラマンの方とか新聞記者の方とか。みんな馴染みですから。初めてのお客さんでも馴染みにしてしまうような感じの店ですね。僕がそこに行き出したのはわりと最近なんですけども、お店そのものはついこの間30周年でしたね。 ![]() 門垣:お店では何を飲みながらお話しされてるんですか。 西田:いつも車で行きますので、コーヒーしか飲まないですけども、お酒もあります。おもしろい店でね、忙しくなってくるとマスターの機嫌が悪くなるという(笑)。 門垣:忙しいとですか。 西田:ええ、忙しいと機嫌が悪い。 門垣:やっぱり皆さんと一緒におしゃべりするのが好きでやってらっしゃるから。 西田:そうそう。後はね、「YANAGASE」というバー。店の中に暖炉があるんですよ。 門垣:いいですね。 西田:暖炉でパチパチパチパチ薪が燃えてましてね、寒くなるとお客さんの数が増えていく。いいですよ、ここは。ここも古いですね。僕が若い時、30年ほど前に行ったことがあるんですね。初めて行った時は28歳ぐらい。そうすると、ちゃんとしたサービスはしてくださったんですけども、何ていうかな、無言の圧力というか。 門垣:若いだけに。 西田:そうそうそう。「あんたみたいな若僧がこんなとこへ来ちゃいけないよ」というふうな。言いませんよ、こっちが勝手にそう受けただけなんですけれど。すごすごと帰った覚えがあるんですよ。で、行き出したのが5年ぐらい前。もういいかなと。 門垣:ちょうど50代半ば? 西田:そうです、55ぐらいのときですね。酒の飲み方もわかるし、何を注文していいかもわかるしということですよね。だから、若い時というのは知ったかぶりして背伸びして行ったわけですよ。 門垣:かなり背伸びをして。 西田:ええ。 ![]() 門垣:最初行かれたときはどういうものを召し上がったんですか。 西田:えーと、マンハッタン。ジンベースのちょっときついお酒ですね。あと、ドライマティーニを頼んだかな。「シェイクしないでステアーしてちょうだい」とか、何か一流ぶったことを言った覚えがありますね。 門垣:ステアーとは? 西田:ちょっと軽くかき混ぜるというか。 門垣:なるほど。そこはどなたかからお聞きになられて? 西田:僕はハードボイルドをよく読むんですよ。その中で、男とはこう生きるべきとか女性とはこういう口をきくべきとか酒はこう飲むべきとか、“べき”をいっぱい勉強したんですよね。憧れましたね。ストイックに生きるとか、そういうとこ、できてるかどうかわかりませんけど、格好つけた時代があったんですね。 門垣:でも、当時ストイックってとっても格好よかったですよね。 西田:そうですね、うん。 ![]() 門垣:何でも自由にでき始めただけに、余計にストイックというのは何か奥深そうで、すごく魅力的な言葉でしたね。 西田:ええ。じゃ今ストイックかというと、全然そんなことないなとか思いますけどね(笑)。 門垣:若いからこそでしょうね。 西田:うん、そうですね。だから、ああいうハードボイルドの世界というと、日本でいうと藤沢周平だとかあの辺の世界に通じるところがあって、基本的に武士道であるとか騎士道であるとか、男はこうするべきだという、“べき”の世界がいっぱい書いてあって。まぁ、やせ我慢の世界ですよね。 門垣:でも、今お話を伺っていて、そこのベースにあるのが人としての品かなという気もしますね。 西田:そうですね。本音ではこうしたいんだけど絶対しないとか、後でほぞをかむとか。それでも、ほぞをかんでる自分がまた格好いいとか、何かいろいろあるんですよ。あの時代、ジャズ喫茶へ行ってハードボイルドをよく読んでましたね。チャンドラーとか、いろいろ読んでましたよ。今はロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズというのに凝って読んでるんですけどね。これがなかなか会話が洒落てるんですよ。男と女の会話なんかでも、これ、いつかそういうシーンがあったら使わせてもらおうとかね(笑)。なかなかそのシーンはないですけど(笑)。 ![]() ![]() 後半をどうぞ。 |
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