SLAVIOR SPECIAL INTERVIEW!!
≪マーク・ゾンダー・インタビュー≫
―日本の印象はいかがでしょう?
今回、一緒に仕事している人たちは皆、全員、実にプロフェッショナルな人たちばかりだ。ひとつひとつにたいする細やかな注意や配慮といったものに驚いている。自分にとっては嬉しい驚きだ。この国には多くの誠実な人たちがいてくれる。一緒にいて素晴らしい気持ちになれるよ。
―スレイヴィアーのバンド・コンセプトのようなものがあったら教えて下さい。
実際のところ、コンセプトとかそういった大袈裟なものはなかった。ただね、既に音楽性が確立されたバンドに入るより、私は自分が今まで学習し、学んできたリズムアプローチを活かせるバンドを始めたかったんだよ。このバンドは、完全なゼロの状態からスタートさせたかったんだ。そういった経緯からもスレイヴィアーはコンセプト・バンドではないね。
―今回のライブでは、フィリップ・バイノが参加しましたが、正式なバンド・メンバーなのでしょうか?
彼は今回バンドに加わったばかりだけど、フル・タイムのメンバーだと思ってくれて構わないよ。
―彼とのリズムの相性はいかがですか?
素晴らしいよ。フィリップはとてもプロフェッショナルで、全くもって文句の付け所がない。本当に驚くべきベース・プレイヤーで、全てが本当に期待していた以上だったよ。
―次のアルバムには、彼の参加はあるのでしょうか?曲作りに彼は関わりますか?
彼は既に曲作りに参加しているよ。彼は参加した最初の日からクリエイティブなパートに深く関わっていると言える。正直なところ、彼がファーストアルバムで参加できなかったのは本当に残念に感じているほどさ。私たちは新たに6曲を完成させたし、別の3曲を今、手掛けているところだ。バンドはまさにローリングしているところさ!ソング・ライティングに関する全てがバンド内で実に上手くいっている。このバンドで曲作りを進めて行くのはとてもやりやすいと感じるよ。
―どのようなサウンド志向のアルバムになりそうでしょうか?
勿論スレイヴィアーなわけなんだけど、言うなれば、もっと成熟したスレイヴィアーだと思う。ファースト・アルバムの曲はウェインと私の2人が作曲した。ニュー・アルバムは4人が一緒になって作曲しているんだ。私たちは皆でバンド独自のスタイルというものを確立させようと頑張ってるよ。ファースト・アルバムではジャズ、ラップ、レゲエの要素を取り入れたよね。こういった方向性はセカンド・アルバムでもキープされると思うよ。
≪ウェイン・フィンドレー・インタビュー≫
―今回のアルバムでのギター・プレイで意識した事はありましたか?
アルバムでのギターサウンドに関して特に意識はしなかったし、サウンド面で特別な何かにトライしようなんて思わなかった。演奏面に関しては、自分が感じるままにプレイしただけだが、確かに、何か違ったことを作り上げたいとは思っていた。今まで実にいろいろなことをやってきたつもりだけど、今回はそれとは違うアプローチで、新しいフレッシュななにかを捜し求めていたね。その感覚は今も変わらない。ニューアルバムではファースト以上に革新的な面を打ち出せると思うんだ。
―影響を受けたギタリストは誰でしょう?
僕のプレイスタイルは実に多くのものから影響を受けてきた。子供の頃からクラシック音楽を聴いて育ったし、ジャズからも影響を受けた。自分のプレイに影響を与えたものをあげていったらきりがないくらいだよ。Kiss, Van Halen, Judas Priest, Iron Maiden, Red Hot Chili Peppers, James Brown, Earth, Wind & Fire, Yngwie Malmsteen, Paul Gilbert…全てが僕のプレイに影響を与えている。
―ところで、今回はスレイヴィアーの一員としての来日ですが、マイケル・シェンカーとの活動はどうなっているのでしょう?MSGはどうなっていますか?
全てはうまくいっているよ。つい最近、ちょっとした出来事があったりしたけど、物事は正しい方向に戻りつつあると確信しているよ
―MSGとはまだまだ大きく関わっているのですか?
そりゃ勿論だよ。絶対さ。しかしながら、今、僕にとってスレイヴィアーは最も重要なバンドなんだ。
―あなたは何回もの来日公演を経験されていますよね。過去の来日と比べて、今回の来日はなにか違ったことがありますか?
今回は特別さ。なぜなら自分のバンドとしてここにいるからね。純粋に自分自身の音楽のためのツアーってのは初めてだし、とてもエキサイティングであると同時に凄く楽しんでるよ。
≪グレッグ・アネイラ・インタビュー≫
―スレイヴィアーでの活動にはどんな感想を持っていますか?
本当のチャレンジであったし、同時にとても楽しいことでもある。彼らが造り出す音楽はいつだってとてもエキサイティングだよ。彼らの作りだす新しい音楽を待ちきれないくらいさ。
―あなたはニュー・メキシコに住んでいて、マークとウェインはサン・ディエゴに澄んでますよね。どうやってレコーディングを進めていったのですか?
マークがドラム・トラックを完成させ、それを彼がウェインに渡し、彼がギター・トラックを重ねる。それが自分のところにきたときは、すでに楽曲としては完成されているんだ。とてもクールさ。彼らは歌に関しては、僕に好きに歌ってよいという自由なフィールドを与えてくれた。今は、フィリップが参加してくれて、彼が音入れしたテープが僕のところにやってくるんだ。上手くいっているよ。
―アルバムの歌詞について教えてください。
この何年かの間、僕は地球上で起こっている全てに対して、ずっと不安な気持ちを持ち続けてきた。僕は、Weとか Usいった言葉を多用し、いつも自分達の住んでいる地球全体のことについて書いたりしてきた。スレイヴィアーに関して言えば、ミュージック・ビジネスを楽しめなくなった自分が数年間のブランクを経て、ようやく音楽の世界に復帰したときに関わったバンドなんだよ。この頃から、僕はもっと個人的で内省的なものに焦点をおくようになった。このアルバムの大きな主題的なものの多くは、僕自身が持つネイティブ・アメリカンとしてのバックグラウンドから来ているんだ。それからアルコール問題やドラッグ依存症って分かるかな。もし、あなたが間違った方法でそれらに接してしまったとき、そういったものが、逆にあなたの人生そのものをコントロールしてしまうかもしれないという危険性がある。でも同時に、それらは君を苦しみから救ってくれるかもしれないんだ。こういうところからスレイヴィアーのコンセプトは来てるんだ。それはあなたを救ってくれるかもしれない、でも、もしかしたら、あなたがその使っているドラックやアルコールの奴隷になってしまうのかもしれないってね。世の中にはこういったものが往々にしてあるんだ。
―ところでロイ・Zとの活動で印象に残っている事はありますか?
ロイは素晴らしいよ。僕は本当に素晴らしいミュージシャンと仕事をすることが出来ていつも本当にラッキーだと思っている。唯一フラストレーションを感じていたのは、バンドが受けるべきサポートを、レコード会社がきちんとやってくれなかったことだ
ロイは素晴らしいヤツで本当にポジティブで与えたれた仕事をしっかりやる人だ。プロデューサーとしても優れており、彼はレコーディングの過程に関することの多くを知っているし、本当に彼と活動できた数年は最高だった。Seventh Signを抜けたあと、僕はもっと前進したいと感じていた。サンタナの影響を感じさせるTribe Of Gypsiesで、全く違うことが出来るのは素晴らしいことだった。彼は、僕にバンドに加入することに興味があるか聞いてきて、僕がYesと答えると、彼は僕にいくつかのテープを送ったんだ。でも4ヵ月たっても僕は何も受け取らなかった。そんな時、ロイが「グレッグ、どうだい、やる気になったかい?」と電話で聞いてきたんだ。僕はやりたいけど、テープを受け取っていないんだと答えた。どうも、違うアドレスに送られてしまったみたいだってことがわかってね。そしたら、ロイはバンドはすぐにレコーディングを始めるんだけど、来週こっちに来れるか?と聞いてきた。で僕は5日後にはそこに飛んで、レコーディングに参加したんだ。たくさんの楽曲をそこで初めて聴くはめになったけど、頑張ったよ。とにかく楽しかったね。
≪フィリップ・バイノ・インタビュー≫
―スレイヴィアーへの参加はどの様な経緯で決まったのですか?またそれまではどの様な活動をされていましたか?
マークと僕はお互いのことを知っている友達がいてね。マークが彼に、誰かスレイヴィアーでプレイしてくれるベーシストを紹介して欲しいって言ったんだよ。僕はそのことを彼から聞いて、バンドのホームページチェックしてみてね。そこでスレイヴィアーの音楽に非常に興味を持ったんだ。それまでは僕はLAでセッション・ミュージシャンをやっていて、音楽学校で講師をしていたりしてたんだ。
―次のアルバムにも参加するそうですが、曲作りにはどれくらい関わっているのでしょうか?
楽曲に対する貢献に関して、僕の人生の中で、完全な自由と言うってものを与えられたことは滅多にないんだよ。今回は、間違いなくそのひとつさ。やりたいようにやってくれなんてね。今までは、こういう風に弾いてくれって言われて、そのように弾くのが殆どさ。スレイヴィアーのメンバーは僕を十分に信用してくれてるから、曲を送ってきてこう言うんだ。「さぁ、この曲をどんなふうにしたいんだい?」自分にとっても、彼らが送ってきてくれるものを聞くのは実にエキサイティングだし、それから3つか4つ違うパターンでべースを弾いてみて、それを送ってから彼らがどう思うかを聞いてみるんだ。こんな風に、皆で共同して作業するってのは素晴らしいし、とても楽しいよ。
―あなたはこれまで、スレイヴィアーのメンバーと同様、トップクラスの方達と仕事をしてきましたが、これまでに印象に残っているミュージシャンは誰ですか?またその理由は何ですか?
スティーブ・ヴァイと演奏できたのは素晴らしい経験だった。彼とプレイできたことで、たくさんの素晴らしいミュージシャンと演奏できるようになった。スレイヴィアーもそうだよね。スティーブはプロフェッショナルなロック・ミュージシャンがどうあるべきかってことを僕にたくさん教えてくれたと思う。ウェインにも同じ種類のクオリティを感じる。僕は彼の優れたパフォーマンス能力と真のプロフェッショナリズム、そして多彩な音楽性や色々な楽器に精通していることなどを知って実に驚かされたよ。彼は最高だよ。
≪最後に一言お願いします≫
マーク:物凄く長い時の中で初めて、僕はバンドにいるんだなってことを実感しているよ。何かバカなことをやらかさない限り、バンドは間違いなく成功すると思う。
ウェイン:バンドとしてここに来れて、人々に自分達のプレイを見せることができてとても嬉しい。ひとつの夢がかなった気持ちさ。次のアルバムが楽しみだよ。
グレッグ:スレイヴィアーのパートになれたのは素晴らしいことだ。日本でのこの一週間は、自分達が本当のバンドになるという素晴らしいチャンスを与えてくれたと思う。
フィリップ:LAからサン・ディエゴに行って、マークとウェインとプレイして、今、ここ日本にいる。そして、僕はバンドの一員になったと感じているよ。良い気分だよ。
「SLAVIOR」 DWCR-1005
SLAVIOR公式サイト
レーベルサイト