FATAL SMILE SPECIAL INTERVIEW!!
2007.03.01 at 大阪 BIG CAT

トマス・リンドグレン(ds)、マーカス・ヨハンソン(b)、Y(g)、H.B.アンダーソン(vo)
アルバム「NEO NATURAL FREAKS」で日本デビューを果たしたFATAL SMILE。さらにWIG WAMのサポートで初来日公演も実現させ、ロックファンに十分アピールした彼らに直撃インタビューを慣行!先ずはニューアルバムについて、そして今回の来日公演について聞いてみた。それでは、番組ではお伝えし切れなかった部分も一挙に掲載しましょう。
―アルバム制作は順調でしたか?
マーカス・ヨハンソン(以下M): そうだね。いくつかのスタジオを使ってプロデューサーのヨナス・オストマンとレコーディングしたんだけど、彼は有能なプロデューサーなだけでなく、イングヴェイ・マルムスティーンなんかともプレイしたいいドラマーでもあるんだ。ミキシングはこれまた有名なプロデューサーのステファン・グラウマンが手がけた。
Y(以下Y): ああ、(ファースト・アルバムの)「BEYOND REALITY」の時と同じプロデューサーとまた仕事をしたんだ。スタジオでレコーディングしている時、バンドから最高の部分を引き出してくれたから、彼の仕事振りには満足しているよ。ときどき意見が合わずに議論をすることもあったけど、最終的な結果はよかったよ。(全員同意する) 仕上がりには満足している。
―実際に仕事をしてみていかがでしたか?
Y: よかったよ。さっきも言ったけど、よかったけど、ときどき意見が異なることがあった。でも最終的には…
M: みんなが満足した。彼も、俺たちも。
Y: そうだな。
M: だから問題なかったよ。
Y: それはミックスを担当したステファン・グラウマンについても同じだった。彼は俺たちの音楽を更にモダンに、現代的にしてくれた。
M: アルバムのサウンドはとても現代的だと思う。
H.B.アンダーソン(以下H): それは曲についても言えるよ。俺たちが曲を書いている時、プロデューサーのヨナスはほとんど曲をいじることはなかった。
Y: スタジオに入った時、99%の曲はもう…
H: できていた。
Y: その通り。
H: 彼は曲をいじらなかった。彼は最高だよ。
Y: いいアイディア、細かいことを加えてくれた。
H: サウンドやエフェクトに関することがほとんどだった。
―そこで彼と議論になったのですか? 楽曲についてではなく、エフェクトやそういったことについて?
Y: そう。
H: 曲に関することもあったかもしれないけど、ほとんどなかった。
Y: でも他の意見を得られるから、プロデューサーと仕事をするのはよかったよ。
H: 外部からね。
Y: その通り。誰か別の人間が聴いて「これを試してみたら」とか言ってくれるから、実際に試してみたらよかったからキープしてみたりとかね。
H: どっちみちキープしたりして(笑)
―ニューアルバムから“Learn - Love - Hate”がチャートインした感想は?
H: グレイト! (全員「イエー!!」) さぁ訳してくれ!(笑)
トマス・リンドグレン(以下T): 予想もしてなかったけど、突然スカンジナヴィアで3位になっていたんだ。
H: 最初は6位でそれから3位まで上がったんだ。いくつかのラジオ局や、インターネットのウェブ・ラジオでも何度もかかった。
T: リスナーがリクエストしたんだ。
H: そう、だからトマスが言ったように、予想もしてなかったことだった。
M: ハード・ロックの曲がチャートに入るのはとても珍しいことだしね。
Y: だけど、ファースト・アルバムが出たのは2002年だからもう4年も前だし、だからみんな俺たちの新しい音源を待っていたんだ。アルバムを出す前にシングルをリリースしたんだけど、それがよかったよ。TVへの出演とか、たくさんのプロモーションもしたしね。
H: 実は俺たちは最優秀男性アーティストだったんだ。チャートで俺たちより上にいたのはマドンナとアグネスという女の子だったから、俺たちがナンバーワンの男性アーティストだったのさ(笑)
Y: そう、それとあの曲は(2003年に)アメリカをツアーしていた時に書いたんだ。だよな? アメリカで既にライヴでプレイしていて、スウェーデンに帰国するとみんなから「“Learn
- Love - Hate”はいつリリースするんだ?」って聞かれたんだ。ライヴで曲を聴いて気に入ってたけど、アルバムには入っていなかったからね。いい曲だと思うし、だからシングルとしてリリースするのは自然なことだった。
(訳している最中に)
H: アグネスは日本でも有名?
T: スウェーデンのアイドルみたいなものだよ。アメリカに「アメリカン・アイドル」って番組があるだろ? スウェーデンでも同じような番組があって、「アイドル」って番組名なんだけど、彼女はそれに勝ってチャートを上がったってわけ。
(更に訳している最中に)
H: ちゃんとわかった? 俺たちが「アイドル」に出て勝ったわけじゃないからね。(爆笑)
―ところで、皆さんの音楽的ルーツは?
Y: いろいろと混ざってるよ(全員同意する)。とても幅広い。4人がみんな…
T: 俺はKISS、IRON MAIDENなんかを聴いて育って、それから10代の頃はRUSHにはまったんだ。カナダのパワー・トリオだよ。それから後はグランジを好きになって、SOUNDGARDENやALICE
IN CHAINSなんかを聴いていた。だいたいそんな感じだね。
M: 俺は70年代のクラシックなハード・ロック・バンド、BLACK SABBATHやLED ZEPPELIN、ジミ・ヘンドリックスなんかから影響を受けている。だけど80年代のMOTLEY
CRUEやW.A.S.P.なんかも聴いて育った。俺は70年代、80年代、90年代と、いろんな時代のハード・ロックが好きなんだ。
Y: それは俺たちがプレイしている音楽についても言えると思うな。70年代、80年代、90年代すべてのミックスだ。
H: 俺にとって、聴いててより楽しめるのは、アルバムでも…
Y: アップ・ダウンがあるやつ。
H: アップ・ダウンと言うより(Y: 質の話じゃなくてね)、うん、質じゃなくて、どの曲でもヒット曲になりうるというか。
Y: でも常にFATAL SMILEの印が押されている。
H: サウンド自体は一貫している。
T: 俺たちのプレイだとわかる、俺たちらしさがありつつ、楽曲は聴いてて興味深いというか。
H: そう、興味深いアルバムでなければね。だからヘヴィで…俺たちはバラードはやれないから書かないんだ(笑)
Y: その通り。バラードを1曲書けばもっと女性ファンが増えるけど、もう女性ファンは充分いるからこれ以上いらないんだ(笑)
―本当にバラードは書かないのですか?
Y: いや。俺たちが15歳だったら書いたかもしれない。でも、絶対ないとは言わないよ。次のアルバムはベストなラヴ・ソング10曲とかになるかもしれないしね(笑)。それでHBがこういう風にやるんだ(と両手を観客のように振る)
H: 実は俺は家に20曲くらいバラードのストックがあるから、ソロ・アルバムでもリリースしようかな(笑)。
M: 俺たちがバラードをやるとしても、最終的にロックな曲になると思うよ。
H: 実はバンドで話し合ったこともあるけど、METALLICAの“The Unforgiven”のように、スローな「パワー・バラード」みたいなのだったらあり得るかな。アコースティック・ギターを使って、みたいなのはダメだ、俺たちじゃない。そんなのをやるくらいなら、アコースティック・ギターをぶっ壊して…
Y: ギターをアンプにつないでヴォリュームを11までアップするよ。その方がずっといい。
H: 俺はMETALLICAが大好きだから、“Fade to Black”みたいな感じの曲をやるかもしれない。
―では、次のアルバムはどんなサウンドになりそうでしょう?
Y: ハード&ヘヴィな曲だね。方向性としては、そう、よりハードで、よりヘヴィになると思う。簡単さ。だけどそれでいて…
T: それでいてメロディックな。メロディックな感じはすべてにおいてキープするよ。
Y: 俺たちは最初は、「BEYOND REALITY」はこんな感じで (手で高さを表す)、それから「NEO NATURAL FREAKS」はこれくらいで(手を高く)、次のアルバムはこれ位になるかな
(手を更に高く)。
M: 日本では売り切れるよ(笑)。
H: 曲はもっと「怒った」感じになるよな?
Y: 怒っていて、もっと…
T: 「アグレッシヴ」かな。だけど聴けばFATAL SMILEだとわかるはずだ。
Y: ずっとツアーをしているから、どんな曲がライヴで受けるか、プレイしていて楽しいかわかるから、ライヴで演奏することを考えてそういった曲をやると思う。
T: 聴いてて楽しくて、見てても楽しい曲だね。
Y: その通り。
H: 俺たちはファースト・アルバムからは“The Savior”しかプレイしなかったけど、それはもうできないからなんだ。
Y: それからかなり成長したからね(全員同意する)。
―今回初来日でしたが、日本のオーディエンスの反応はいかがでしょう?
T: 素晴らしい。
M: 素晴らしいよ。
H: 最高だよ。
Y: 言葉にできないくらいだ(全員同意する)。
T: まったく想像していなかったくらいだ。
Y: ほとんどの人がWIG WAMを見に来ていて、俺たちはその前に出てるだけだから、それを考えると本当に素晴らしいよ。でもW.A.S.P.やWINGERとツアーをしている時もそうだった。みんなW.A.S.P.やWINGERを見に来ていたけど俺たちのことも見なきゃいけなくて、でも最後には気に入ってくれたんだ。
M: どこでも反応はよかったよ、でも日本は素晴らしくよかった。みんな電車の駅で待っててくれたり…
Y: プレゼントをくれたり。
M: ホテルの外で待ってたり、本当に感謝の気持ちを表してくれるんだ。
H: 日本のスタッフの対応も素晴らしくよかった。ヨーロッパやアメリカではときどき混乱したりすることもあるけど、ここ(日本)ではリラックスできるんだ。
T: あらゆることがきちんと管理されていて、何も忘れたりしないんだ。きちんと管理されているよ。
H: 大阪、名古屋、東京のステージでも言ったけど、日本に来れて本当に嬉しいし、光栄に思っているよ。
T: お客さんも曲に合わせて歌っていてくれたしね。歌詞やなんかを覚えているのがわかるんだ。
Y: 要約すると、日本のファンは「いい音楽」が好きだってことだな(一同笑)。
H: 日本は俺の心に永遠に残るよ。
Y: その通り。
M: 今回が初めてだったけど、最後じゃない。
―では、最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
H: とにかく感謝したい。本当に最高だったし、夢がかなったよ。夢がかなった。以上!
Y: 本当にそうだ。言葉がないよ。最高に素晴らしかった。本当に、本当に最高だ。これ以上言えない。
H: 愛してるよ!
Y: その通り!
M: 俺は日本に引っ越してもいいよ。
H: ああ、俺も!それを俺のところにも入れといてくれ。
Y: 俺のところにも。
T: 俺はいいや(笑)。お客さんからこんなに反応があるとは思っていなかった。東京の最初のライヴで、HBが「ハロー・トーキョー」と叫んだ瞬間、会場が「オーッ」ってなって、俺は思わず「うわあ」って思ったよ。あんなにすごい反応は予想もしていなかった。日本のみんなには脱帽だ。
Y: そしてこれはまだ始まりに過ぎないんだ。
T: 愛してる。みんな俺たちの心にいるよ。
H: この質問をされたとき、涙が浮かんできちゃったよ!
T: それからウイスキーも素晴らしい。
M: 俺たちみんな日本のウイスキーが大好きなんだ。
T: シングル・モルトのウイスキーね。
H: それからビールもだ。
Y: 要するにすべて(素晴らしい)。
M: アハヒだ。
H: そう、アハヒ・ビール。
―アサヒでしょ!(一同笑)
H: それから女性も。
T: ダマレ(日本語で)
H: 男もね。
(以下、収拾なく延々と続き最後はスウェーデンの子供歌を歌って盛り上がったのでした。)

「NEO NATURAL FREAKS」 SBCD-1035
FATAL SMILE公式サイト
レーベルサイト