JUSQUA GRAND-PERE(ジュスカ・グランペール)
2007.3.18
西宮市山口町にある素敵なカフェ“エスケール”で行われたジュスカ・グランペールのライブ。
店内も満員で、大盛況!とにかく楽しいライブでした。ぜひ皆さんも機会を見つけて体験して下さいね。
さて、ライブ前の少しの時間でしたが、インタビューをする事が出来ましたので、ご紹介しましょう♪
―先ずはバンドのプロフィールを教えてください。
結成8年目を迎えました。京都で結成したバンドで、ジュスカ・グランペール。フランス語で、“ジュスカ”が「〜まで」、“グランペール”が「おじいさん」という意味です。ということで、二人とも銀髪のおじいさんになるまで楽しく音楽をやっていこう、をコンセプトにいろんなジャンルに渡りやっています。
―楽器を始めたきっかけは?
高井:きっかけですか?近所の先輩が中学の時、文化祭でギターを弾いていて、すごくかっこよくて、ギターがほしくなって・・・。で、お正月に3つ上の兄がお年玉でギターを買ったと。我が家にギターが来た!部屋からぽろぽろとギターの音色が聞こえて、いてもたってもいられない状態ですよ。で、気がついたらギターが僕の部屋にずっとあった、みたいな。
―その先輩はどんなジャンルを?
高井:ロック。エレキギターでハードロックでしたね。
―高井さんもロックからスタートですか?
高井:いや、最初はフォークですね。兄がフォークギターを買ってきたので。フォークギターで最初はいぶし銀な感じ(笑)。さだまさしさんとか、松山千春さんとか・・・フォークをちょっとやっていて、1年たったら、もうエレキ持って、ロックに代わっていましたね。
―廣瀬さんはいかがですか?
廣瀬:うちが音楽をやっている家で、親父がバイオリンに若い頃からすごく憧れていたらしくて・・・。自分でもやっていたけど、上手じゃなかったから、息子にやらせてやれと(笑)。そういう感じで、僕が5歳の時に、ある日家に帰ったらバイオリンがあって「これ、バイオリンや。やってみるか?」(父)「う〜ん」(廣瀬)と気のない返事をしたのが始まりです。
―そこから教室に通われたのですか?
廣瀬:そうですね。
高井:途中でギターに浮気したみたいですね(笑)。
―浮気のきっかけは(笑)
廣瀬:僕も同じようにハードロックを。エレキで・・・やっぱかっこいいからね。
高井:思春期のある時期はロックがかっこいいと思うからね。
―当時はどんなバンドがメインでした?
廣瀬:エアロスミスが好きでした。
高井:僕はその時に流行っていたヴァン・ヘイレンですね。
廣瀬:そりゃ僕も一緒やわー。
高井:「1984」・・・あっ年ばれるわ(笑)高校の時にヴァン・ヘイレンの“ジャンプ”とか、“パナマ”とか、“ホット・フォー・ティーチャー”とかやりましたよ。
―そのロックは今のスタイルに影響を与えていますか?
高井:そりゃね、やっぱり演奏していて曲の高揚とか、ライブの構成とかでだんだん盛り上がっていきますやん。その時に二人のテンションのもって行き方が、例えば、どっちかがクラシック畑で、ロックなんてやったことないなんてなると、ひとりがグワーッて熱くなると、一人は冷めた感じで椅子に座っているみたいな・・・(笑)それがないんですよ。二人ともロックでメタルとかやってたんで。いく時は二人でいく、みたいな。
―お互いの呼吸で?
廣瀬:「おりゃっ」て言う時に、飛び道具じゃないですけど、一押しになりますね。
高井:「おりゃ〜」の「おりゃ感」みたいな部分で、ピシッと合う時があるんですよね。大事なことですよね。
―さて、去年発表されたアルバムのお話をお聞きしたいのですが、「メルティング・ポイント」のレコーディングは順調に進みましたか?
高井:このレコーディングで新たに録音した曲は4曲ぐらいですかね。あとは前のアルバムのベスト盤という形で入れてるんですよ。これは苦労はしていません。割と安産で(笑)。
―レコーディングはどちらで?
高井:東京でしました。
廣瀬:女性のボーカルがはいってるんですよね。フランスのクレモンティーヌ。ほんとにいい出会いがあって、つながって、つながって、僕らの音楽を聴いて、クレモンティーヌが共感してくれて、クレモンティーヌ自身が僕らのオリジナル曲に歌詞をつけてくれて・・・それで歌ってくれて。僕が大分前にラジオでクレモンティーヌの声を聞いて、ああ、いい声やなぁ、気持ちいいなぁって思って憧れの人やったんですね。その人と共演できてほんとに良かったですね。
高井:あの「メルティング・ポイント」の2曲目にある“ロマンスの祈り”にクレモンティーヌの歌声が入っていますし、“第三の男”でスキャットが入っています。それとクレモンティーヌが去年出したアルバム「ミエール」に僕たちも曲を提供していまして、演奏もしています。そないなことになるとは思いませんでしたね。
―ジュスカ・グランペールは各地でライブをされていますが、印象に残っているライブはありますか?
廣瀬:上賀茂神社。あれはすごかったですね。その土地にあるいろんな気をもらって、本当に自分たちが、自分が奏でているという感じじゃないような、そんな感じでしたね。
―ちなみに時間帯は?
高井:夜ですね。丑三つ時じゃないですけどね(笑)。夕方から夜にかけて。屋外で。建築されて370年の拝殿があって、祝詞を上げて、僕たちが音楽を奉納するっていう、特別な場所ですね。すごい気があってね。そこで僕らブァーッて頑張って演奏して、汗かいて・・・。汗を床にボトボト落としてね。歴史に刻み込まれたような・・・塩分が(笑)
廣瀬:僕は2月にやった葉加瀬太郎さんのレーベルの方たちと一緒にゲストで参加させてもらったのがあって。ホールなんですよ。大阪では大阪フェスティバルホールではじめてステージに立って、3000人近い人たちの前で演奏するというね、演奏する前はドキドキしてたんですけど、いざ立ってみると楽しくて楽しくて。
高井:それと組んだ時に最初に路上演奏を始めて・・・どことは言わないんですけど、大阪のある場所で、かなりやってて。それで、演奏を聴いた少女が「お金ないからCD買えへん」って指くわえてずっと見てるわけですよ。僕ら演奏終わって帰ろうかな、と思ってると、その子泣いているんですよ。僕ら「どうしたん?」て聞いたら「お金なくてCD買えへん」って。僕ら「そっか、よう来てくれた」ってCDあげたんですよ。で、次のストリートでまた同じ場所に行ったんですよ。僕ら別に場所を告知しているわけではないんですけど、中年のおばさんが来て「その節は娘がありがとうございました」ってお金と缶コーヒーくれてね、それにまた感動して・・・音楽っていいなって思いました。
―では、最後にラジオを聴いているリスナーの皆さんへメッセージをお願いします。
高井:ジュスカグランペールは、風景の見える音楽とか、心を癒す音楽とか、そういうのを目指しています。これからいろんなところでライブがあるかと思いますが、ジュスカグランペール、覚えにくい名前ですけど、一度見に来てください。
廣瀬:最初にもいいましたが、ジュスカグランペールとはおじいさんになるまでという意味。音楽やっていて、ライブやったりレコーディングしたり・・・本当に毎回何しても楽しい。僕らもおじいさんになるまで続けていきたいと思っているので、リスナーの皆さんも、おじいさん、おばあさんになるまで聞き続けてほしいなぁ、ライブに見に来てほしいなぁと思っています。

「メルティング・ポイント」ジュスカ・グランペール
DLCP-2051
クレモンティーヌも参加したアルバム「メルティング・ポイント」は優しさと情熱が同居した太陽の様なアルバム。
ジュスカ・グランペール公式サイト
協力:
エスケール