有馬路地〜ALIMALOGY〜

11.かつて外国人が歩いた温泉街 9月12日放送

1867年に神戸港が開港して、有馬温泉にもたくさんの外国人が避暑地として訪れた。外国人宣教師、貿易商、学者など数知れず。温泉街は英語やポルトガル語が飛び交う賑わいを見せていた。外国人たちの滞在期間は6月から9月までの夏場の4ヶ月間が中心。ちょうど9月の今頃は「そろそろ休みも終わるなぁ」というころでしょうか。

温泉寺へ続く石段の途中、有馬ロイヤルホテルから滝道方面の細い路地に入る。そのまま進むと、右手の景色がパッとがひらける。温泉街の隙間の向こうに神戸の町が見える。左手には旅館やまとの石垣が続く。その先に朱色の鳥居の「滝本神社」。そしてすぐ隣、旅館やまとの駐車場であるここに外国人ホテル「杉本ホテル」(明治10年〜昭和14年ごろ)があった。裏手には小川が流れ、秋には色づく大きなイチョウの木がそびえたつ。鼓ヶ滝までは歩いて行ける場所。この路地をたくさんの外国人が颯爽と歩き、有馬の湯をのんびりと楽しみ、涼を求めて鼓ヶ滝に足を運んだのだろうか。もしかしたらここでひと夏の恋も生まれたのかもしれない。同じ路地を歩き想像するだけでワクワクしてくる。

そんな時代を思いながら造った宿が「ホテル花小宿」。畳敷きにベッドを置き、お風呂はかつて外国人が気に入ったという五右衛門風呂を用意。ルームチャージ方式の木造旅館は、また今までと違う泊まる楽しみを味わっていただけるはず。紹介した路地へは歩いて5分ほどの場所。昔来ていた外国人たちの目的は決して湯治ということではなく、避暑を兼ねた保養や六甲などの散策などが魅力だったのだろう。今は旅といっても日帰りや1泊2日が多い時代、こんなゆとりある楽しみ方ができる人々で有馬温泉が賑わう日を楽しみにしたい。

有馬温泉へ車でお見えの方はぜひ「有馬里(ありまり)駐車場」をご利用下さい。町の中心地からは少し離れた場所にありますが、苦手な運転・・細い路地で右往左往することはない!→ロンドンタクシーで中心地まで送迎で旅気分に気持ちをリセット!→契約店舗で1000円以上利用をすると駐車場代はタダ!と嬉しい限り。有馬の町での「パーク&ライド」にご協力をお願いします。

陶泉御所坊:078-904-0551

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